ミキサー

元々は九州のみで知られていたってホント?

青汁といえば大人から子供まで、幅広い世代の人が健康維持や美容のために毎日飲んでいると言います。
今では種類も増えていますが、青汁発祥の地が九州という事はあまり知られていません。
九州ではどのように飲まれていたのか、なぜ有名になったのかを紹介します。

青い野菜が体に良いというのは全国でも普通に言われている事ですが、九州では野菜を摂取するために青汁という形にして取り入れていたようです。
昔は今のように野菜など食べ物も豊富ではありませんでしたし、青汁に使う野菜はキャベツなど入手しやすい野菜を使っていました。

青汁というよりは、野菜を絞った汁を飲むという程度だったため、味も野菜そのままの味となり、おいしい青汁とはかけ離れたイメージです。
戦後は特に食糧不足で、栄養失調も当たり前でした。
それを回避するために医師が、くず野菜を利用して患者に飲ませたのが青汁の始まりとも言われています。
現在も九州では青汁を飲む習慣が残っていますが、原料もケールや大麦若菜など豊富になっています。

元々は九州で行われていた野菜の取り方ですが、全国に広まったのはテレビの影響が大きいようです。
青汁が出始めた当初は今のように飲みやすくおいしいものではなく、不味いものでした。
健康効果よりも不味いところが注目され、お笑い番組などで罰ゲームに緑色の不味い液体を飲まされる事が注目され、全国的に広まったのです。

昔に比べて今は野菜の種類も増えていますし、スーパーに行けば1年中野菜が手に入ります。
しかし野菜自体の栄養価は昔に比べて低下気味だといいます。
そんな時も青汁をプラスする事で、栄養バランスを整える事ができます。

毎日野菜を食べている人でも、1日の理想と言われる350gをクリアするのは難しいと言われています。
今は青汁でホットケーキやクッキーをつくったり、パスタに練りこむレシピもありますから、不足しがちな野菜を手軽に補えるという意味でも、青汁は便利でおすすめです。
野菜を食べるよりもジュース感覚で飲め、続けやすいのも人気の理由でしょう。