ミキサー

良薬口に苦し。まずい方が効果はある?

青汁が体に良いと言われ健康食品として飲まれるようになった当初は、今のように飲みやすいものではなく、素材をそのまま絞って飲む生ジュースタイプが主流でした。
粉末状の物もありましたが、粉っぽさが残り、味も苦く、今の青汁とはかなり違う物でした。
これは青汁の原料として使われていた、ケールが日本ではあまり馴染みがない野菜だったからです。

ケールはキャベツの仲間ですが、日本ではあまり馴染みがない野菜という事もあって、初めてケールの存在を知ったという人も多かったようです。
海外ではキャベツのように日常的に食べられていますが、日本人にとって馴染みがない味や香をまずいと思った理由と考えられます。

ただし味の好みは人により違いはありますから、中にはケールを絞りそのまま汁を凍らせた青汁しか飲まないという人もいます。
ケールを絞っただけの100%青汁は、確かにキャベツのような風味がありますが、苦味もありあす。
独特の青臭さもあるのですが、野菜が好きな人なら慣れればケール100%の青汁でも飲めるようになります。

しかし野菜嫌いの人には、健康に良いと言われても不味いと感じる以上、続けるのが難しくなります。
今は大麦若葉や明日葉など、比較的クセがない物を主原料にしていますが、中にはケールを使用した青汁もあります。
ケールを使用しているのに飲みやすいのは、砂糖や甘味料を加えて味を変えているからです。
他にも添加物を使用するため、サラッと飲みやすく喉ごしも良くなっていますが、添加物や砂糖を使用しているものは、体にいい青汁とは言えません。

もちろん添加物を使用せず、抹茶や緑茶という日本人に馴染みやすい物をいれて工夫している物はありますので、飲みやすい青汁が全て悪いという事ではありません。

体に良いという意味では添加物などを加えない、ケール100%の青汁に勝るものはありません。
しかし他の野菜や果物と混ぜる事で飲みやすくしている物もありますから、青汁を選ぶ時は原材料を良く確認してください。
美肌効果や免疫力の向上も期待できる青汁はできるだけ素材のまま摂取したいものです。 甘味料や砂糖を使わなくても、美味しい青汁はたくさんあります。